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独ダイムラー、オランダで自動運転バスを実証走行

【フランクフルト=加藤貴行】商用車世界最大手の独ダイムラーは18日、オランダ・アムステルダムで自動運転バスの実証走行を初めて披露した。乗用車やトラックでも開発を進めている技術を応用。将来はBRT(バス高速輸送システム)向けに、都市の輸送システムとしての納入をめざす。自動運転バスの技術開発に向け、2020年までに総額2億ユーロ(約230億円)を投資する計画も明らかにした。

ダイムラーはアムステルダム・スキポール空港から近郊のハールレムまで約20キロメートルの専用バスレーンで、部分的な自動運転を実証した。運転手が自動運転のボタンを押すと、カメラやセンサーが周囲の状況を検知しながら停留所にも正確に止まる。

今回走ったアムステルダムのBRTは西欧では最長といい、ダイムラーは技術的には実用化が近いことをアピールした。

ダイムラーは今後「シティパイロット」の名称で自動運転バスの事業を展開する。最高時速70キロメートルまで出せるといい、BRTを主な用途として想定して自治体などにインフラを含めて提案する。

運転手は自動運転中にモニターを見るのが主な業務になる。時間の正確性や運行効率が高まることによる燃費改善、運転手の負担軽減などの利点を見込んでいる。

同社によると、世界では180のBRTがあり、あわせてバス約4万台が毎日3000万人を輸送している。BRTは鉄道に比べ初期投資が少なく整備しやすいのが特徴で、人口集中が続く都市部での普及が見込まれる。ダイムラーは自動運転の技術面の優位性を訴えて先行する考えだ。

ダイムラーは3月、自動運転トラックの開発に20年までに5億ユーロを投じる計画を表明している。バス分野でもグループの技術を融通する。また、バスが一時的に一般道を走る際の障害物の検知や、都市内の交通システムや停留所との通信など、バス独自の技術の開発も進める。

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