2019年2月22日(金)

簡易宿泊所火災で2人死亡 川崎、18人けが

2015/5/17付
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17日午前2時10分ごろ、川崎市川崎区日進町で「建物から煙が出ている」と近所の男性が119番した。川崎署と市消防局によると、簡易宿泊所「吉田屋」から出火し隣接する宿泊所「よしの」に延焼、木造2階建ての2棟延べ計約千平方メートルが全焼し、吉田屋の焼け跡から男性1人と性別不明1人の計2人の遺体が見つかった。やけどなどのけがをした18人が病院に搬送された。うち少なくとも6人が重症。

全焼した2棟の簡易宿泊所(17日、川崎市川崎区)=写真 高木雄一郎

全焼した2棟の簡易宿泊所(17日、川崎市川崎区)=写真 高木雄一郎

川崎署によると、2棟には計60人以上が宿泊していたとみられ、搬送されたり近くの施設に避難したりした宿泊客以外の十数人と連絡が取れていないという。署と消防局は他に逃げ遅れた人がいないか確認を急ぐとともに出火原因を調べている。

宿泊者によると、2棟の宿泊所とも内部は3階建ての構造だった。川崎消防署によると、両宿泊所ともスプリンクラーはなく、設置義務もなかったという。

火災があった簡易宿泊所に向け放水する消防隊員(17日午前、川崎市川崎区)=共同

火災があった簡易宿泊所に向け放水する消防隊員(17日午前、川崎市川崎区)=共同

消防局は消防車21台、救急車9台を現場に出し、日本医大武蔵小杉病院に災害派遣医療チーム(DMAT)の出動を要請した。

現場は京浜急行とJRの八丁畷駅の東約200メートル。近くに川崎署があり、アパートやマンションが立ち並んでいる。

宿泊客が避難した施設では、脚にすすが付いたり腕に擦り傷を負ったりした人のほか、毛布にくるまっている人もいた。昨年9月から吉田屋の1階に泊まっていた無職の男性(61)は「火災報知機が鳴って部屋のドアを開けたら入り口の方が燃えていた。部屋の窓から外に出て、塀をよじ登って避難した。今日からどこに住めばいいのか」と途方に暮れていた。〔共同〕

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