ロシア人向けビザ要件緩和を発表 外務省
外務省は16日午後、ロシア人向けの査証(ビザ)発給要件を緩和すると発表した。一定の期間内に何度も訪問できる数次ビザに関し、ビジネスマンや文化関係者向けは有効期間を最長3年から5年に延長する。対象職種に弁護士、公認会計士、医師なども加える。観光目的の訪日客にも、有効期間3年の数次ビザを創設する。
来年1月以降に運用を始める。今回の措置により両国の経済関係の強化や、日本へのロシア人観光客の増加を狙う。
ただ日本はウクライナ問題を巡る対ロ制裁でビザ緩和の協議を停止していた。外務省は「ロシアと協議はしておらず、日本の一方的な措置」と説明するが、事実上の制裁緩和となる。
外務省は15~16両日のプーチン大統領の訪日にあわせ発表した。