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トルコでクーデター企て 軍、強権体制に反発か

【イスタンブール=シナン・タウシャン】トルコの軍は15日夜(日本時間16日未明)、声明を出し、国家の権限を掌握したと発表した。首都アンカラ、最大都市イスタンブールの通りでは戦車が配置され、一部では銃声も聞かれているという。エルドアン大統領による強権的な支配に反発する軍のクーデターとみられる。休暇中だったエルドアン氏は軍の動きを批判。市民に通りや空港に向かい、軍の動きに抗議するよう呼び掛けた。

イスタンブールでは軍が欧州とアジアを結ぶボスポラス海峡を結ぶ2本のつり橋を封鎖した。同市のアタチュルク国際空港やアンカラの空港は閉鎖されたもよう。軍は国営テレビを通じ、戒厳令と外出禁止令の発令を発表した。アンカラでは戦闘機が上空を飛行し、銃撃戦が起きているとの情報もある。

国営アナトリア通信は軍トップの参謀総長が人質にとられていると報じた。2015年夏以降、過激派組織「イスラム国」(IS)やクルド系反政府勢力のテロが相次ぎ、クルド掃討作戦にあたる軍兵士の犠牲も膨らんでいた。エルドアン氏による強権的な支配がかえってテロを誘発しているとの見方もあった。

トルコは北大西洋条約機構(NATO)加盟国で、ISとの戦いでは米軍などに基地を提供するなど地域安定に重要な役割を担う。

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