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世界の石油開発投資78兆円圧縮 2015~20年、英調査会社が発表

【アバディーン(英北部)=加藤貴行】エネルギー調査会社の英ウッドマッケンジーは15日、2015~20年の世界の原油・天然ガス開発投資額が14年時点の計画に比べ7400億ドル(約78兆4400億円)圧縮されるとの調査結果を発表した。2年前からの原油価格の下落で計画より22%少なく、米本土の落ち込みが大きい。事業の中止や延期も増え、関連業界には厳しい状況が長引くことになる。

ウッドマッケンジーが鉱区の埋蔵量を調べる探鉱と、本格生産に向けた開発の双方の投資の最新動向を調べた。すでに生産が始まっている鉱区の探鉱投資も加えると約1兆ドルの圧縮となる。

地域別では、シェール鉱区の採算が悪化している米本土が最大の落ち込み。16~17年は2年前の計画から5割以上減り、20年までで投資が総額3250億ドル以上減る見通し。エクソンモービルやシェブロンなど米石油大手は原油安の長期化で今年に入り投資の縮小方針を打ち出している。

ロシアは16~17年で4割減る見込みだが、ルーブル安で目減りしている影響が大きい。同国政府は原油生産量を維持する意向を決めている。中東はサウジアラビアやイランが原油市場のシェアを重視していることもあり、投資圧縮は限られる。

ウッドマッケンジーは原油安が長引くなか、16年を通じて、事業の中止が増えると指摘。20年までの投資額はさらに減ると予想している。

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