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独バイエル、米モンサントへの買収提案額上げ 6.67兆円に

【フランクフルト=加藤貴行】医薬・農薬大手の独バイエルは14日、遺伝子組み換え種子の最大手、米モンサントへの買収提案の条件を引き上げたと発表した。モンサント1株の買い取り額を125ドルと5月時点から3ドル上乗せし、買収総額は635億ドル(約6兆6700億円)の見通し。買収合意後に独占禁止当局の承認を得られない場合は、モンサントに15億ドルを支払うことも盛り込んだ。

モンサント側は5月下旬に提案を拒否したが、両社はその後も対話を続けていた。バイエルによると、まず7月1日付で口頭で条件の引き上げを伝え、9日に新たな提案書を提出した。発表を受けて14日のモンサントの株価は一時前日終値比6%高の107ドル台まで買われ、104.22ドルで取引を終えた。

農薬世界2位のバイエルはモンサントの買収で、製品群や地域の補完が見込めるとしてきた。買収額の引き上げに加え、当局の承認を得られない場合の巨額の違約金も提示し、モンサント株主の支持を集める狙い。

また、モンサント側が疑問を呈した資金調達については、バンクオブアメリカ・メリルリンチ、クレディ・スイスなど欧米5行から協調融資を受ける予定という。

バイエルのヴェルナー・バウマン社長は14日の声明で「モンサント株主に、非常に魅力的ですぐに手に入る確かな価値を提供する最善の機会だ」と強調した。

一方、モンサントは同日、取締役会が提案を精査すると表明。あわせてバイエルによる買収が「契約に入ったり、完了したりする保証はない」とも指摘した。

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