タッチパネル大手の台湾ウィンテック、会社更生手続き申請

2014/10/13付
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【台北=山下和成】台湾のタッチパネル2位、勝華科技(ウィンテック)は13日、業績悪化に基づく会社更生手続きを同日付で台中地方法院(地裁)に申請すると発表した。今後は銀行など債権者と協議し、再建を目指すという。ノート型パソコン用をはじめとする需要不振や価格競争が響き、9月末にリストラ策を発表したばかりだった。

黄忠傑スポークスマンは台北市内で13日に記者会見を開き、「需要が予想ほど伸びず赤字が3年半続いている」と理由を説明。2014年1~6月期の負債総額は517億台湾ドル(約1810億円)に達した。債務超過には陥っていないが借入金の返済が難しくなっており、更生手続き申請を決めたという。

同社は9月末に台湾の一部工場と生産ラインの閉鎖のほか、中国大陸の3つの工場の売却検討を発表していた。こうしたリストラを急ぎ、「できるだけ早く低迷から脱して経営を安定させたい」(黄氏)としている。

勝華科技は米アップルや中国スマートフォン(スマホ)大手の北京小米科技(シャオミ)などを顧客に持つ大手。タッチパネル機能を持つ「ウィンドウズ8」対応のパソコン販売の不振に加え、パソコンやスマホ用で中国の同業大手との価格競争に苦しんでいた。

14年1~6月期の連結売上高は前年同期比3%増の371億台湾ドル、最終損益は32億台湾ドルの赤字だった。台湾首位の宸鴻科技(TPK)も含め、台湾のタッチパネル業界は業績悪化が目立つ。

勝華科技は小米にとって大口の調達先だが、台湾メディアによると小米は他社への調達切り替えも検討しているという。

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