2019年3月26日(火)

香港、民主派とデモ反対派が衝突 道路封鎖解除巡り

2014/10/13付
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【香港=土居倫之】学生らが占拠を続ける香港中心部で、道路の封鎖解除を巡る民主派と占拠反対派のせめぎ合いが激しさを増してきた。市内中心部の金鐘では学生らとデモ反対派が衝突した。香港の警察当局は交通渋滞の解消を理由に、路面電車(トラム)が通る幹線道路の早期封鎖解除を目指す方針を表明した。民主派は政府に対話を迫るため占拠を続ける意向で、緊張が高まっている。

香港で警察が張った非常線の前で座り込む民主派(13日、香港中心部の金鐘)

香港で警察が張った非常線の前で座り込む民主派(13日、香港中心部の金鐘)

13日午後1時すぎ、約100人のデモ反対派が中心部の金鐘に集まり、民主派が構築したバリケードを撤去しようとし、デモ隊ともみ合いになった。警察は刃物などを持っていたデモ反対派の3人を逮捕し、再衝突を防ぐため、非常線を張った。

学生団体は香港政府に対して、政府本部庁舎前の市民広場を開放することを条件に、路面電車が通る幹線道路の金鐘道の占拠を中止すると提案をしていた。これに対し、政府側は13日昼すぎ、提案を拒否するとの声明を発表した。デモ反対派があらわれたのはその直後だった。

マスク姿のデモ反対派の正体は不明だ。ただ繁華街の旺角で3日発生したデモ隊と反対派の衝突では、警察が逮捕した20人のうち8人が黒社会と呼ばれる暴力団関係者だったことが明らかになっている。

学生らによる占拠が長期化し、深刻化する交通渋滞に対する市民の不満が高まっている。13日はタクシーの運転手が占拠中止を求めて抗議活動を行った。

一方、警察は13日早朝、民主派が設置したバリケードの一部を撤去した。警察は「強制排除ではなく、鉄柵など政府の持ち物を回収しただけ」と説明しているが、民主派は「強制排除に向けた準備ではないか」と警戒を強めている。一部の学生らは警察の催涙弾の発射に備えて、マスクやゴーグルを着用している。

香港政府トップの梁振英行政長官は13日、訪問先の広東省広州市で記者会見し、「民主派の占拠は長くは続かない」と述べた。

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