2019年2月16日(土)

G7外相会合が開幕 テロ対策・海洋安保など討議

2016/4/10 12:02 (2016/4/10 20:14更新)
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日米など主要7カ国(G7)による外相会合が10日午前、広島市内のホテルで開幕した。テロ対策や海洋安全保障などのテーマについて討議。11日に議論の成果をまとめた共同声明と、軍縮・不拡散に議題を絞った「広島宣言」などの文書を採択する。核保有国の米英仏を含むG7のすべての外相が同市の平和記念公園の原爆慰霊碑に献花し、被爆の悲惨さを伝える原爆資料館も視察する。

最初の会合に臨む岸田外相(右から3人目)と各国の外相ら(10日午後、広島市南区)=代表撮影

最初の会合に臨む岸田外相(右から3人目)と各国の外相ら(10日午後、広島市南区)=代表撮影

岸田文雄外相は歓迎レセプションで「この会合ではテロ対策、難民問題、海洋安全保障、軍縮・不拡散など国際社会の抱える多くの喫緊の課題についてしっかり議論したい」と強調。中東やウクライナ、北朝鮮などの地域情勢も議題に挙げた。

11日に採択する「広島宣言」を念頭に「被爆地・広島から『核兵器のない世界』に向けて力強い平和のメッセージを世界に発する機会にしたい」と表明。会合を通じて「世界に平和、安定、繁栄に関する力強いメッセージを発する」と訴えた。

11日まで2日間にわたって開く会合では、難民対策や北朝鮮問題、軍縮不拡散などをめぐって協議し、3つの文書をまとめる。幅広い課題についてG7の共通認識を記す共同声明に加え、海洋安保に絞った「海洋安保に関する声明」では南シナ海で軍事拠点化を進める中国を念頭に「深刻な懸念」をG7が共有する。

米英仏の外相が平和記念公園を訪れるのは初めてで、被爆地から核のない世界をめざす機運を高めたい考えだ。宣言には世界の指導者らに被爆地訪問を促す。

外相会合は5月26~27日の主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)や関連する閣僚会合の皮切りとなり、採択する声明はサミットの首脳宣言に反映される。

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