超大型ハリケーン「イルマ」、フロリダ南端直撃へ
【ニューヨーク=平野麻理子】超大型のハリケーン「イルマ」は9日、勢力を保ちながらカリブ海を移動した。米国立ハリケーンセンターによると、10日早朝にもフロリダ州の南端キーウェストを直撃する見通し。その後、11日にかけてフロリダ州を縦断する予想だ。同州は住民に避難命令を出し、最高レベルの警戒態勢をとっている。
米紙ニューヨーク・タイムズによると、ハリケーンによる強風などでカリブ海の島々で少なくも25人が亡くなった。
イルマは9日午後7時(日本時間10日午前8時)現在、勢力を5段階のうち3番目に強い「カテゴリー3」に落としたが、フロリダ州に接近するにつれて勢力を再び強める可能性が高い。
フロリダ州では人口の約3分の1にあたる630万人に避難勧告を出した。隣接するジョージア州もハリケーンの直撃に備え、54万人に避難を指示した。