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アップル、iPhone新モデル 大型iPadも

【シリコンバレー=兼松雄一郎】米アップルは9日、米サンフランシスコで新製品発表会を開き、大型化したタブレット「iPad(アイパッド)」やスマートフォン(スマホ)「iPhone(アイフォーン)」、テレビ向けコンテンツ配信端末「アップルTV」の新モデルなどを発表した。

法人市場を狙って11月に発売するiPadの新モデル「iPadプロ」は現状の9.7インチから12.9インチまで画面を大きくした。画面を分割し、複数のソフトが同時に使えるようにした。専用のペンも開発し、繊細なペン入力が可能になった。純正のキーボードも開発。仕事での使いやすさを高めた。価格は799ドル(約9万6千円)から。ペン入力はこれまでは競合の韓国サムスン電子が導入し、アップル製品との違いを強調していた。

販売されている大半のノートパソコンの処理速度を上回り、デスクトップパソコン並みの処理能力を持たせた。電池の標準持続時間は10時間。端末の四つの角にスピーカーをつけ、音響性能も向上させた。

業務用のタブレット端末では、競合するマイクロソフトとも連携。業務用ソフトをペン入力や複数のソフトの同時使用などにも対応させた。米IBMなどとの提携を生かし法人向けソフトを充実させており、販売低迷のてこ入れを狙っている。

一方、9月25日に発売するスマホの新モデル「iPhone6s」シリーズには、画面を押した圧力の違いを反映して操作できる機能「3Dタッチ」がついた。圧力を検知したことを細かい振動によって伝える。ゲームの入力操作をより感覚的にできるほか、画面上に表示されたボタンを強く押すことで主な機能のリストが表示され、操作を簡単に選べるようになった。

背面カメラの画素数は5割増え、1200万となった。自動でより速く照準を合わせられるほか、暗い場所での撮影能力が高まった。高精細の4K動画も撮影できる。新しい色としてローズゴールドを加えたほか、宇宙船などで使われる技術を応用したアルミ合金で本体の強度も上げた。指紋認証ボタンの認識速度は2倍になった。

価格は199ドル(約2万4千円)からで、前世代のモデルも100ドルずつ値下げして販売する。1年で前モデルから買い替えできるプランに加え、競合する米グーグルの基本ソフト(OS)「アンドロイド」を搭載するスマホからの乗り換え時のデータの移行サービスも用意した。

テレビ向けコンテンツ配信端末「アップルTV」の新モデルも発表した。約3年ぶりのモデルチェンジで、価格は149ドルから。音声入力によりコンテンツの検索がしやすくなった。任天堂の据え置き型ゲーム機「Wii」に近い方式のリモコンが付き、身ぶりでも操作できる。

腕時計型端末「アップルウオッチ」では、仏高級ブランド、エルメスが専用の革バンドを開発した。10月に発売する。年末商戦をにらみ、スポーツモデルに新色のローズゴールドなどを加えた。

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