「東南ア、進出すべき市場」 Asia300フォーラム

2016/10/7 21:06
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東南アジアや中国、インド、日本の企業経営者らが議論を戦わせた「日経Asia300グローバル・ビジネス・フォーラム」が7日夕、開催地バンコクで閉幕した。最終パネル討論で登壇したインドの自動車部品大手サンバルダナ・マザーソン・グループ会長のビベク・チャーンド・セーガル氏は「6億の人口を抱える東南アジア諸国連合(ASEAN)で現地生産をしない企業は不思議でならない」と述べた。同社は売上高に占める東南アの割合は低いが、タイに4工場を持つ。東南アジア政府による各国国民の「英語力向上も必要だ」とも指摘した。

日経Asia300グローバル・ビジネス・フォーラムで、「ASEAN、グローバル経営拠点への条件」をテーマに討論するサンバルダナ・マザーソン・グループのビベク・チャーンド・セーガル会長(左)ら(7日、バンコク)

日経Asia300グローバル・ビジネス・フォーラムで、「ASEAN、グローバル経営拠点への条件」をテーマに討論するサンバルダナ・マザーソン・グループのビベク・チャーンド・セーガル会長(左)ら(7日、バンコク)

セーガル氏と共に登壇した関西ペイント社長の石野博氏は「ASEANで新製品を投入しようとすると、国ごとに規制が違い、各国ごと個別に承認とらなければいけない」と課題に言及した。国によっては「規制が整えられていないところさえあり、今後は地域における基準の統一化が必要だ」と注文を付けた。

DHLサプライチェーンのタイ・フィリピン・ベトナム担当最高経営責任者(CEO)のケビン・ビュレル氏は「ASEANには途上国もあるが、そうした国にも継続投資が必要だ」と述べ、物流面でメリットの大きいAEC(ASEAN経済共同体)の構築に「我々も能動的に参加していきたい」と述べ、積極的に関与する姿勢を鮮明にした。

会計事務所大手KPMGタイランドのパートナー兼ASEANプラス統括であるウィラート・シリカチョーンキット氏は、地域統括会社の誘致を狙った税制改革の議論を進めるタイの現状に言及。ミャンマー、マレーシアなど「5カ国と接した立地条件を考えれば、タイは他国よりも有利な投資先だ」と述べた。(バンコク=黒沼勇史)

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