TCS社長「現地人材育成が重要」 Asia300フォーラム

2016/10/7 14:44
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バンコクで7日開幕した「日経Asia300グローバル・ビジネス・フォーラム」では「アジアから世界へ」をテーマにしたパネルディスカッションを開いた。インドのIT(情報技術)サービス大手、タタ・コンサルタンシー・サービシズ(TCS)のナタラジャン・チャンドラセカラン社長兼最高経営責任者(CEO)は「海外展開で最も大事なのは現地の人材育成だ」と述べた。

同社はインド以外で11万人のコンサルタントを抱える。同CEOは「デジタル化の時代に顧客のニーズに迅速に応えるために、各国で人材を育てた上で、イノベーションや研究開発への投資を進める」と強調した。

「アジアから世界へ」をテーマに講演するタタ・コンサルタンシー・サービシズ(TCS)のナタラジャン・チャンドラセカラン社長兼最高経営責任者(CEO)(7日、バンコク)

「アジアから世界へ」をテーマに講演するタタ・コンサルタンシー・サービシズ(TCS)のナタラジャン・チャンドラセカラン社長兼最高経営責任者(CEO)(7日、バンコク)

中国の建設機械大手、三一重工の向文波総裁は「アジアは世界で最も活気のある重要市場」と指摘。中国やアジアで足場を固めた上で、「企業買収なども積極的に活用しながら、世界での存在感を高めていく」と述べた。景気減速が伝えられる中国市場については、「まだインフラは未整備で、今後も需要は拡大する」と強調した。

一方、台湾の自転車大手の巨大機械工業(ジャイアント)の羅祥安CEOは「(グローバル展開においては)製品の魅力を高めるだけでなく、顧客に新しい『体験』を提供する必要がある」と述べた。

同社はスポーツタイプの高級自転車で高いシェアを持つ。羅CEOは「自転車を単なる交通手段ではなく、人々の生活を豊かにする手段として、新しいサイクリング文化を提案したい」と話した。(バンコク=小高航)

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