2018年5月24日(木)

錦織「落ち着いている」 日本男子初の決勝進出

2014/9/7付
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 錦織圭(日清食品)が日本人初、アジア勢男子として初めて四大大会シングルス決勝に進出した。四大大会がアマチュアの大会だった戦前の日本テニス黄金期にも、ダブルスの四大大会の優勝ペアをいくつも出した日本女子もなし遂げたことのない快挙だ。「うれしいけれど、あんまり記録は気にしない」。錦織は落ち着いている。

試合後、記者会見する錦織圭(6日、ニューヨーク)=共同

試合後、記者会見する錦織圭(6日、ニューヨーク)=共同

 準決勝の相手は第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)。4回戦、準々決勝と試合序盤が淡泊だったが、「昨晩、しっかりメンタルを準備して、最初から自分のテニスをすると心がけて入った」と錦織。積極的に打ち、クロスにダウン・ザ・ラインにフォア、バックのショットが面白いように決まった。第7ゲームをサービスブレーク、そのまま第1セットを先取した。

 ジョコビッチがこのままで終わるわけがない。中途半端な速度で、ベースラインギリギリにストロークを入れ、錦織のペースを狂わせた。「速くないのに、丁寧にサイドに振り分けてくる。長いラリーになると体力的に負けてしまうし、このままいってしまうのか?という不安があった」

 第2セットを落とし、悪い流れを引きずったままの第3セット第3ゲーム。錦織は7度のデュースを耐えてサービスキープした。この辺から「ポイントを早めに終われるよう、自分から打っていった」。再び果敢に攻め、タイブレークで第3セットを奪うと、第4セットは錦織ペースだった。

 「バックハンドは手堅いけれど、フォアをこんなに使うと思わなかった。アグレッシブだった」とジョコビッチは振り返る。

 4回戦後、「決勝に行くまで喜べない」と話していた。現実になっても、「強い相手にしっかり勝ち切れてうれしい」というが、「四大大会の決勝にいる感覚がない。落ち着いている」。

 決勝の相手はマリン・チリッチ(クロアチア)。これまで5勝2敗、今季は2勝0敗とリードするが、「最近、展開の速いテニスに変えてきている。守備が必要だし、気持ちはしっかり準備したい」と話した。

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