2018年12月12日(水)

北朝鮮の核実験、爆発規模は160キロトン 防衛相が修正

2017/9/6 8:30 (2017/9/6 11:13更新)
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小野寺五典防衛相は6日午前、3日の北朝鮮による核実験の爆発規模が160キロトンだったとの分析を発表した。暫定値で120キロトンとしていた5日の説明を修正した。1945年8月6日に広島に投下された原子爆弾の10倍超の威力だ。発表に先立ち、小野寺氏は米国のマティス国防長官と電話協議し、北朝鮮に圧力をかけていく方針を確認した。

北朝鮮の前回2016年9月の核実験は11~12キロトンだった。1年で爆発規模が10倍超と格段に大きくなった計算になる。小野寺氏は防衛省内で記者団に3日の核実験について「過去に比べはるかに大きい」と指摘し「核技術は確実に進展している」と強調した。広島の原爆は15キロトンだった。

爆発規模は包括的核実験禁止条約機構(CTBTO)が公表する揺れの大きさを基準に計算する。CTBTOは実験直後に暫定値でマグニチュード(M)5.8とし、その後にM6.0と修正した。防衛省によると、同機構が改めてM6.1との確定値を公表したため、これをもとに爆発規模を160キロトンと計算したという。

爆発規模の公表に先立ち、小野寺氏はマティス氏と約20分間電話した。日本側の説明によると、小野寺氏は「重大かつ差し迫った新たな脅威だ」と伝え、マティス氏も同様の立場を示した。日米で今後も「目に見える形」で北朝鮮に圧力をかける方針を確認した。

マティス氏は「(核戦力などによる)拡大抑止のコミットメントを含め、日本をしっかり防衛する」との考えを改めて示した。

ミサイル防衛の態勢強化のため日本が導入を目指す米国製の陸上配備型迎撃システム「イージス・アショア」に関し、マティス氏は「積極的に協力する」と述べた。

核実験後、マティス氏はトランプ大統領と軍事的な選択肢について協議している。防衛相同士の電話でどう言及したかについて、小野寺氏は協議後、記者団に「内容は差し控える。日米が連携して対応することが重要だ」と述べるにとどめた。

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