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スポンサー4社、FIFA会長に即時辞任要求

会長は拒否

【ジュネーブ=原克彦】国際サッカー連盟(FIFA)の汚職事件を巡り、米コカ・コーラなどのスポンサー4社は2日、背任の容疑などでスイス当局の捜査を受けたブラッター会長に即時に辞任するよう求めた。同会長はこれに対し、2016年2月に予定する辞任の前倒しを拒否すると表明した。重要な収入源であるスポンサーとの対立は、FIFAの運営に支障を来す可能性もある。

米マクドナルドと米ビザ、ビール世界最大手のアンハイザー・ブッシュ・インベブ(ベルギー)もブラッター会長の即時辞任を要求した。FIFAの11~14年の収入に占める広告の割合は29%にのぼり、放映権に次ぐ資金源だ。4社はFIFAへの影響力を行使し、宣伝効果が悪化するのを回避する意向とみられる。

コカ・コーラは自社サイトで「競技のために、ブラッター会長に即座に辞任するよう求める」と発表し、「1日が過ぎるごとにFIFAの評価とイメージは汚され続ける」と危機感をあらわにした。マクドナルドも「信頼できる改革を進められるよう、会長がすぐに辞任するのが競技にとって最善だ」と表明した。

スポンサー各社はワールドカップ(W杯)の招致を巡る贈収賄の疑惑が伝わった昨秋から、事態解明を求めてきた。その急先鋒(せんぽう)としてスポンサー契約の解消も辞さないとしてきたビザも、「ブラッター会長の即時辞任がFIFAにとって最善なのは明らかだ」との声明を出した。

ブラッター会長は5月、米司法省が贈収賄などでFIFA元副会長ら関係者14人を起訴した2日後に会長選挙で5選を果たしたが、その4日後に辞意を表明した。ただ、後継が決まる16年2月までは会長にとどまると強調してきた。9月25日にスイスの検察当局がブラッター氏への捜査開始を発表した後も容疑を否認し、会長職を続けている。

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