ギリシャ国民投票の結果見極め ユーロ圏財務相会合で一致

2015/7/2付
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【ブリュッセル=森本学】欧州連合(EU)は1日夜(日本時間2日未明)、電話によるユーロ圏財務相会合を開いた。ギリシャ政府が7月5日に実施する緊縮案の受け入れの是非を問う国民投票の結果を見極めることで一致。それまではギリシャへの金融支援を巡る交渉は見送る方針だ。

ギリシャ側は30日で期限切れとなったEUなどによる金融支援が失効する直前になって、2年間の金融支援の延長や債務カットを求める新提案をユーロ圏財務相会合に提示。さらにチプラス首相がユンケル欧州委員長らに、EU側が求めている緊縮策をおおむね受け入れるとの書簡を送ってきた。

電話会合では、ギリシャからの書簡などを改めて協議した。ユーロ圏の財務相らはチプラス政権の交渉手法への不信感を深めており、国民投票まで支援交渉を棚上げすることで一致した。

ユーロ問題を担当するドムブロフスキス副委員長は1日の記者会見で、ギリシャ側が緊縮策を受け入れる場合は「新たな金融政策の交渉が必要になる」と指摘。失効した従来の金融支援の再交渉ではなく、新たな支援枠組みをゼロから交渉し直す必要があるとの判断を示した。国民投票でギリシャ側が緊縮策の受け入れに転じても、新支援策での合意には時間を要する可能性が大きい。

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