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「大津波」と誤報メール 和歌山県職員がミス、地震なし

(更新)

1日午後、和歌山県全域の携帯電話利用者に「大きな津波の観測があった」との緊急速報メールが自動配信され、和歌山県は約1時間後に誤報だったと発表した。津波観測システムに津波の高さを測定するために必要な、潮の満ち引きのデータを県職員が入力しないミスがあったため、潮位変化を津波と誤認識したとみられる。

県によると、午後2時8分「和歌山県沖にて大きな津波の観測があった」と高台避難を呼び掛けるメールが一斉に送信された。3時1分に「津波がさらに大きくなっている」と送信した。

誤報と確認し、県は3時15分に「地震の発生は確認されていない」と訂正のメールを配信した。受信した人の数は不明。県庁や市町村に問い合わせが殺到し、実際に高台に避難した人もいた。

和歌山県は昨年11月、海洋研究開発機構(神奈川県横須賀市)が三重県尾鷲市沖の海底に設置した装置で津波が観測されると、携帯各社の緊急速報メールで自動配信する運用を開始した。

潮の満ち引きのデータは県職員が入力する必要があったが、確認不足から2016年分のデータを入力していなかった。県防災企画課の高瀬彰彦課長は「県民に迷惑をかけたことを深くおわびします」と謝罪した。

日ごろから避難訓練に取り組んでいるという新宮市三輪崎地区の小芝稔さん(73)は、南海トラフ巨大地震では約10分で最大8.5メートルほどの津波が来ると頭に入れており、メールの後、消防からの情報で避難はしなかったが「えらい迷惑やったな」と話した。有田市の60代の無職男性は「経緯をしっかりと説明してほしい」と注文をつけた。〔共同〕

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