囲碁に新国際戦 井山王座と中韓代表、AIも参戦 - 日本経済新聞
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囲碁に新国際戦 井山王座と中韓代表、AIも参戦

日本棋院は29日、囲碁の新しい国際棋戦「ワールド碁チャンピオンシップ」を来年3月、大阪市で開催すると発表した。日本で六冠を持つ井山裕太王座(27)と、中国・韓国代表のプロ各1人、人工知能(AI)を応用した囲碁ソフトの4者がリーグ戦で世界最強を争う。著しい進化を見せるAIが参加する初の国際棋戦となる。

中韓の代表は中国棋院・韓国棋院の推薦を受ける。AI代表は日本で開発された「DeepZenGo(ディープゼンゴ)」で、今月に趙治勲名誉名人(60)と対決し1勝2敗と善戦。開催までの約4カ月で世界トップと互角に勝負できるよう開発を加速する。

総当たりのリーグ戦は来年3月21~23日、日本棋院関西総本部で打たれる。成績が並んだ場合は、24日にプレーオフを実施する。

持ち時間各3時間、コミ6目半で、日本ルールで戦う。NTTドコモ、三井住友カード、大和証券グループ本社、阪急電鉄が協賛し、日本経済新聞社が特別協力する。賞金は優勝は3000万円(日経賞含む)。準優勝1000万円、3.4位500万円。

六冠を持つ井山裕太王座の話 国内の七大タイトル独占は今春実現したが、より強い棋士のいる一般の国際戦には日程的に出場できなかった。地元大阪で世界のトップと対局できるのは大きなモチベーションになる。進化するAIは脅威ではあるが、人間が知らなかった側面を見ているかもしれないので、かねて体感したいと思っていた。これ以上ない舞台を整えてもらった。関係者に深く感謝し、期待に応えられるように全力を尽くしたい。

日本経済新聞社は主催する囲碁王座戦とは別に、ワールド碁チャンピオンシップに特別協力します。結果などを掲載し、インターネット中継なども予定しています。

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