2019年8月19日(月)

「小池・松井氏の応援団に」 大村・愛知知事が表明、衆院選で

2017/10/1 0:30
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愛知県の大村秀章知事は30日、東京都の小池百合子知事、大阪府の松井一郎知事と衆院選で協力することで一致し、記者会見で「両者の応援団になる」と述べた。今後、共通の政策に掲げた地方分権の推進などを訴えながら、小池氏率いる希望の党などへの支援を積極化する。

記者会見に臨む小池・東京都知事(左)と大村・愛知県知事(30日午後、大阪市中央区)

記者会見に臨む小池・東京都知事(左)と大村・愛知県知事(30日午後、大阪市中央区)

大阪市内のホテルで開かれた会見で、大村氏は「連携して日本の改革を進める」と強調した。小池氏も三大都市圏に人口や産業が集中しており、「3つが元気であることが日本経済のけん引に極めて重要だ」と話した。

公表した「3都共通政策」には、大村氏がかねて主張していた「地方分権の大改革」が第1項目に盛り込まれた。地方主導の特区設定や税目・税率の自主設定が柱だ。

衆院選に向け、大村氏は「両者の応援団としてやりたい。愛知、東海にも同志・仲間がたくさんいる」と語った。解散の動きが表面化して以降、細野豪志元環境相と面会するなど小池氏側と連携を模索してきており、愛知県を中心に希望の党を支援する見込みだ。

大村氏は1996年に自民から衆院選に初当選し、5期務めた。離党届を出して2011年の知事選に当選、自民からは除名処分を受けた。その後は県政運営で協調し、前回の知事選では自民県連から推薦も受けたが、関係の冷え込みは避けられそうにない。

支援する希望の党はまだ公認を出しておらず、県内の構図は定まっていない。例えば愛知1区では河村たかし名古屋市長が元衆院議員の佐藤夕子・名古屋市議を推す一方、民進党の元衆院議員、吉田統彦氏が公認を求めている。候補者調整は難航する恐れもある。

●「連携どれほど」 自民関係者、警戒と疑問

「どれほどの連携ができるのか」。大村氏と小池氏らの協力表明に、愛知県の自民党関係者からは警戒と疑問の声が聞かれた。

愛知県連幹部は「三大都市圏とも地域性が異なり、どれほどの連携ができるかは不透明」と指摘した。衆院選に向け「どんな影響を与えるのか、行方を注視する必要がある」とも話した。

県連会長の藤川政人参院議員は「地方分権で協力するなら都市部だけでなく、過疎化が進む地域をどう守るかが重要。そのメッセージが感じられなかった」と話した。立候補を予定する前職の陣営関係者は「連携の具体的な形は示されなかったが、選挙協力が加速しそうだ」とみる。

一方、民進党側からは期待の声が相次ぐ。ある愛知県議は「連携は今回の選挙の追い風になる」。別の県議団幹部は「地方分権の推進には、三大都市圏の知事が協力するのはいいこと」と話した。

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