小中学生マスク姿で登校 土砂流入の岐阜県瑞浪市
車4台を巻き込んだ中央自動車道の土砂崩れが起きた岐阜県瑞浪市で28日、2学期が始まり、産業廃棄物を含む土砂の流入地域が通学路となっている市立釜戸小学校と釜戸中学校の児童・生徒がマスクを着用して登校した。
市によると、住宅や農地に流れ込んだ土砂には、大量に吸い込むと発がんリスクのある粉じんが含まれており、市教育委員会は28日までに、中学生約40人にマスクを配布。児童約45人にも登下校の際、マスクを着用するよう呼び掛けた。
土砂には同市の窯業原料製造会社「丸釜釜戸陶料」が投棄した産廃が含まれていることが、県の調査で判明。県などは撤去作業に当たる住民らに約5千枚のマスクを配布していた。県は24日以降、大気中の粒子を毎日測定。環境基準は下回っている。〔共同〕