デンソー、自動運転で強化 富士通テンを子会社化

2017/4/28 16:35
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デンソーは28日、富士通傘下のカーナビゲーションシステム大手、富士通テンを10月2日付で連結子会社化すると発表した。国内外の競争当局の承認が前提となるが、総額168億円で富士通が所有する株式の一部をデンソーが取得する。自動運転技術の実用化を見据えて協力関係を強化する。

デンソーと富士通は昨年9月にトヨタ自動車も含めた3社で富士通テンの資本構成を変更することで基本合意していた。富士通テンの出資比率は現在、富士通55%、トヨタ35%、デンソー10%。デンソーは富士通から41%の株式を買い取る。その結果、出資比率はデンソー51%、トヨタ35%、富士通14%となる。

富士通テンはカーナビやカーステレオなど車載のエレクトロニクス製品が強み。足元ではつながる車向けの車載機器・サービスが提供できるメーカーへの脱皮を目指していた。

デンソーは富士通テンを子会社化することで、同社の技術を自動運転車の運転席部分に使う部品の生かすなどしたい考え。自動運転の実現に向けて、人と車の接点をどうつなぐかが重要になっているためだ。

ソフトウエア分野の人材確保も狙いの1つ。デンソーは自動運転に必要な人工知能(AI)技術の開発に力を入れている。最大の課題は人材確保で、東京支社を拡充するなどで採用に力を入れている。

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