愛知県有識者委、開門調査で国に再質問へ 長良川河口堰

2015/7/29付
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長良川河口堰(ぜき)で開門調査の可否を検討する愛知県の有識者委員会が28日開かれ、同調査に難色を示した国側の回答を疑問視する声が集まった。今後、国の回答を細かく分析し、年内にも国に対して再質問を実施する。

県の有識者委は1月、国などに開門調査を巡る質問を出し、今年5月に回答が来た。それによると、堰を開くことで塩水が長良川の上流に遡上し、農地で塩害が生じ、水道の取水にも影響が出るという。同日の有識者委では「本当に塩水が川をさかのぼるのか妥当性の検証が必要だ」「塩水の影響がでる水道が、実際にどれだけ使われているか細かく検証すべきだ」などの意見が出た。

会合後、座長の小島敏郎青山学院大教授は「河口堰の問題で国と県とでコミュニケーションができるようになっただけでも前進だ」と語り、今後も開門調査に向けた検討を進めていく考えを示した。

同日の会合では鵜飼(うかい)やアユ漁、自然環境など長良川の魅力を話し合う「流域チーム」を有識者委の中に設置すると決めた。市民向け勉強会も10月から始める。

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