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風力発電使い水素供給 トヨタなど神奈川で実証実験

トヨタ自動車などは12日、神奈川県の京浜臨海部で産業向けの水素供給網の実証実験を開始すると発表した。風力発電による電気を使って水素を製造。これを近隣の工場や物流施設などに運んだ上で、燃料電池を搭載したフォークリフトの燃料として使う内容だ。工場などで排出される二酸化炭素(CO2)の大幅な低減につながるという。

トヨタなどは神奈川県で水素供給網の実証実験をする(12日、横浜市)

実験にはトヨタや豊田自動織機のほか、岩谷産業東芝、神奈川県、横浜市、川崎市が参加。13日から本格的にスタートする。18年度までに事業化の可能性、コスト低減の方法を探っていく。

実験では横浜市が運営する風力発電施設「ハマウィング」の敷地内に水素製造装置などを設置して、風力発電で水素をつくる。これを2台の水素充填車に積んで、近隣のキリンビールの横浜工場や中央卸売市場など4カ所に運び、合計で12台ある燃料電池フォークリフトの燃料として使う。

風力発電は気候の影響を受けやすい。安定して電力を供給するため、風力発電施設にはトヨタのハイブリッド車で使われていた使用済みのニッケル水素電池を180個使い、蓄電設備も設けた。

クラウドを活用してフォークリフトや水素製造設備の稼働状況などを監視する仕組みも整えていく。フォークリフトの水素残量を把握して、効率的に配送することなどが可能になるという。

水素製造から輸送、フォークリフトの使用までに出るCO2の量は、電動型に比べて86%、ガソリン型と比べると94%減る見通しだ。一方で導入コストは割高なのが課題という。実証実験の中で量産効果や規制緩和などでどこまでコストを下げられるか検証していく方向。12日、記者会見したトヨタ自動車の友山茂樹専務役員は「中長期的にコストを半分に下げることを目指す」と力を込めた。

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