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カローラ50歳に トヨタが記念車、貫く「80点主義+α」

トヨタ自動車は11日、小型車「カローラ」の生誕50周年記念車を9月1日に発売すると発表した。カローラはトヨタが1966年に発売し、日本のモータリゼーションを切り開く役割を果たした。国内では小型ハイブリッド車(HV)「アクア」の人気などもありやや影が薄れているが、世界では10年以上にわたって年間100万台超を売り上げる旗艦車種だ。

トヨタ自動車の「カローラ」特別仕様車(右)と1966年に発売した初代

記念車はセダン型「カローラ アクシオ」のハイブリッド車(HV)をベースとしており、スポーティーな印象の赤色を基調とした内装を採用した。カローラは「花冠」を意味し、初代はこれをモチーフとしたエンブレムを装着。記念車も同じデザインのエンブレムを車名の下に配置し、シートにも配した。価格は240万円で、500台限定で販売する。

初代カローラは第2次大戦中に米爆撃機「B29」の迎撃機「キ―94」を開発した長谷川龍雄氏が担当した。先行して発売した小型車「パブリカ」が不評だった反省を生かし、「80点主義+α」を掲げて開発。すべての要素で合格点の80点を確保する一方、新型のサスペンション(懸架装置)などずばぬけた新機能を盛り込み、消費者の興味を引いた。

国内では最近、アクアなどの人気が高く、15年の販売台数は10万9000台。ピークだった1973年の約4分の1の水準だ。ただ、15年の海外販売台数は122万9000台に達し、トヨタ単体(ダイハツ工業日野自動車を除く)の販売台数の15%超を占める。海外で走るトヨタ車の6台に1台はカローラになる計算だ。

近年は中国での販売拡大が目立っており、15年の現地販売が過去最高の112万台に達する原動力となった。同年秋には主要部品を現地開発したカローラのHVを発売し、18年には家庭用電源で充電も可能なプラグインハイブリッド車(PHV)も追加する。大衆車市場の立ち上げや生産の現地化といった時々の課題に向けあってきたカローラの挑戦は続いている。(名古屋支社 奥平和行)

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