2019年1月24日(木)

半導体商社、車向けで世界最大に 豊田通商が系列2社統合発表

2016/7/1 12:54
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豊田通商は1日、系列の半導体商社を統合すると発表した。全額出資子会社2社を2017年4月にも合併し、本体の海外事業も合流させる。新会社の年間売上高は約4600億円に達し、国内の半導体商社で首位になる。自動車向けは約3000億円と世界最大になる見通し。自動車の電子化に伴い車載半導体の需要が拡大しており、成長分野の取り込みを急ぐ。

全額出資子会社のトーメンエレクトロニクス(東京・港)と豊通エレクトロニクス(名古屋市)を合併させる。存続会社はトーメンエレの見通し。新会社は新たな社名を採用する予定で、経営体制などとともに今年12月末までに決める。

半導体業界では欧米メーカーを中心に合従連衡が相次ぎ、商社を選別する傾向も強まっている。こうした動きを背景に、商社の再編も活発化。15年にはマクニカと富士エレクトロニクスが経営統合し、国内最大手になった。新会社の売上高はマクニカ・富士エレホールディングスの16年3月期の連結売上高(4053億円)を上回る。

国内電機メーカーの家電事業縮小などに伴いこの分野を対象とした半導体の販売は苦戦しているが、自動運転車の普及やコネクテッドカー(つながる車)の普及が見込まれる自動車向けは成長への期待が大きい。新会社の車載半導体の売上高は年間3000億円規模となり、このさらなる積み増しを目指す。

豊通の全額出資子会社として発足した豊通エレはトヨタ自動車などを対象とした車載半導体の安定的なビジネスを築いてきた。一方、豊通が06年に合併した旧トーメン子会社だったトーメンエレは家電や情報機器など幅広い業界を納入先に持ち、車載半導体でもホンダ日産自動車の系列企業との取引に強みを持つ。

新会社は2社の取り扱う製品や販売ルートを共有し、事業拡大を目指す方針だ。数年内に車載半導体を中心に売上高を1000億円程度積み増す目標だ。トーメンエレの持つ幅広い製品群や海外の新興メーカーの開拓機能、品質管理といった能力を活用することが新会社の事業拡大のカギとなりそうだ。(名古屋支社 奥平和行)

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