幌延深地層研究センター、「核のごみ」研究をさらに地下へ

2014/9/19付
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日本原子力研究開発機構(原子力機構)は原子力発電所から出る「核のごみ」の処分研究を手掛ける幌延深地層研究センター(幌延町)で、地下500メートルまで掘り進めて研究する方針を固めた。地下350メートルの坑道に核のごみの模擬物質を埋めて周囲の環境変化を計測する実験が11月から始まるところで、さらに深い地中で研究を重ねる。

原子力機構の機構改革にあわせ幌延深地層研の研究計画をまとめた。9月末にも正式に決める。

模擬実験では、ヒーターを入れて表面を100度近くまで熱した物体を地下350メートルの坑道に埋め、周辺の温度や圧力、水の変化を5年ほどで確認する。国は核のごみの最終処理方法として、放射性物質が減るまで半永久的に深い地中に埋めておく方針を掲げている。

地下500メートルまでの掘削は当初計画に織り込まれており、改めて実施を確認した。研究の開始時期や内容は、現在の模擬実験の成果や国の方針を踏まえて検討する。

2001年に始まった研究は20年程度で終え、その後は地下坑道を埋め戻す方針。研究終了や埋め戻しの時期は、第3次中期計画の期間中の15~19年度に決めるとした。原子力機構と道庁、幌延町は、研究中もその後も核のごみを持ち込まないとの協定を結んでいる。

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