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東急、池上駅を全面改修 95年ぶり、門前町のにぎわい創出

東京急行電鉄は池上線池上駅(東京・大田)の駅舎を95年ぶりに全面改修する。6月から改築工事を始め、保育園や住民の交流施設などが入る5階建ての駅ビルに建て替える。改札を2階部分に移し、利用者から改善を求める声が上がっていた改札内の踏切を解消する。ビルには飲食店や雑貨店も誘致し、2020年9月末の開業を予定している。

1922年の池上線開業時にできた池上駅では、改札を通った利用客が上り線ホームに移動する際、駅構内の踏切を渡る必要がある。東急は安全性向上のために構内踏切の廃止を進めてきたが、池上駅では敷地確保などが課題となり、東急線で唯一、改札内に構内踏切が残っていた。

今回の建て替えにより、北側にある改札口を2階部分に移して「橋上化」することで構内踏切は廃止する。あわせて南口を新設し、利用客が駅舎の南北を行き来しやすくする。

5階建ての駅ビルは鉄骨造りで、延べ床面積は9990平方メートル。3~5階部分に入居予定の保育園の運営主体や、飲食店などのテナントは今後、具体的な検討を進めるとしている。

東急は1月、大田区と「池上駅周辺のまちづくりの推進に関する覚書」を締結した。池上駅は日蓮宗の大本山として知られる池上本門寺に近く、観光客の利用も多い。新駅舎でも日蓮の命日に合わせた法要「お会式(えしき)」の万燈(まんどう)をモチーフにしたあんどんを柱にあしらうほか、北側の出入り口に和風の巨大なひさしを設けるなどして、740年以上の歴史を誇る門前町との調和を図る。

池上本門寺の参道に位置する「池上本門寺通り商店会」では、16年度に景観整備事業を着工し、5月7日に完成記念式典を開いた。アーチを改修したほか、野点傘やあんどん、店舗名が入った日よけのれんなどを設置することで、門前町の雰囲気を生かした街並みを目指した。

商店会会長の中沢通氏は「池上駅の改築を20年に控え、池上地域がどう変わっていくのかワクワクする」と述べ、池上駅のリニューアルに合わせた周辺地域の発展に期待を寄せている。

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