2019年2月21日(木)

中合 十字屋山形店を閉鎖 来年1月末

2017/8/31 7:00
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百貨店の中合(福島市)は30日、十字屋山形店(山形市)を2018年1月末で閉鎖すると発表した。営業不振に加え、ビル所有者との耐震改修費などを巡る条件交渉が折り合わなかったという。同店の営業終了で、同社の百貨店は3店に減る。人口減少などに悩む地方百貨店の厳しい経営環境が改めて浮き彫りになった。

十字屋山形店は16年度の売上高が約31億円で、赤字となっている。同店に勤務する正社員33人の雇用は原則、同社の店舗や親会社のダイエーを含むイオングループで継続する方針。50人を超すパート・アルバイトは契約終了となるが、就業先あっせんなどの支援をするという。

中心市街地の大型店撤退は地元経済にとっても打撃となる。山形市の佐藤孝弘市長は同日、「(閉店は)誠に残念だが、市として商業振興、雇用対策などを積極的に推進したい」とのコメントを発表した。

16年12月に公表された山形県・市による大規模施設の耐震診断で、十字屋山形店が入居するビルの危険性が「高い」とされたことから、中合は耐震工事に必要な費用や期間について所有者と調整してきた。

1971年に開業した十字屋山形店は売り場面積1万362平方メートル。売上高のピークは1981年度の約100億円だったが現在は3分の1以下に落ち込んでいた。

中合は山形市のほか、福島市、北海道函館市、青森県八戸市で百貨店を運営している。今月31日には福島店の2号館を閉めるため、売り上げ規模の大幅な縮小が避けられない情勢となっている。

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