2019年2月21日(木)

JR仙石線が全線運転再開 震災から4年2カ月ぶり

2015/5/30付
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JR仙石線が全線運転再開し、野蒜駅では一日駅長らが乗客を出迎えた(30日午前、宮城県東松島市)=写真 小高顕

JR仙石線が全線運転再開し、野蒜駅では一日駅長らが乗客を出迎えた(30日午前、宮城県東松島市)=写真 小高顕

東日本大震災の影響で一部区間が不通となっていたJR仙石線(あおば通―石巻、49キロ)が30日、震災から約4年2カ月ぶりに全線運転を再開した。最後の不通区間として残っていた高城町―陸前小野(10.5キロ)が復旧した。宮城県の二大都市である仙台市と石巻市を結ぶ主要路線の復活で、震災からの復興加速が期待される。

同日午前8時頃、JR石巻駅で全線復旧を祝う式典が催された。石巻市の亀山紘市長や宮城県の村井嘉浩知事、石巻出身の安住淳衆院議員ら関係者約60人が参列。亀山市長は「多くの人の希望と思いをのせた全線再開だ。石巻のみならず県全体の復興、さらなる発展の大きな原動力となる」とあいさつした。

JR仙石線が全線運転再開し、新設された高架橋を走行する列車(30日午前、宮城県東松島市)=写真 小高顕

JR仙石線が全線運転再開し、新設された高架橋を走行する列車(30日午前、宮城県東松島市)=写真 小高顕

宮城県沿岸部を走る仙石線は震災で甚大な被害を受け、一時全線不通となった。段階的に復旧し、2012年3月までに高城町(松島町)―陸前小野(東松島市)を除く区間で運転を再開した。同区間の一部は内陸側に約500メートル移設され、東松島市の野蒜駅と東名駅は高台に新設された。

同日、仙石線と東北線の間に設置された接続線を通り、仙台―石巻を結ぶ新路線「仙石東北ライン」も開業した。同区間の所要時間は最短52分と、震災前より約10分短縮した。

東日本旅客鉄道(JR東日本)は仙石線の復旧費用を公表していないが、高城町―陸前小野の復旧費については12年時点で約100億円強と見積もっていた。

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