レーザーで血栓溶かす治療法開発へ 浜ホトなど12月から治験

2016/11/29 7:00
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浜松ホトニクスと浜松医科大学、浜松医療センターは28日、脳梗塞を引き起こす血栓をレーザーで溶かすシステムの治験を始めると発表した。既存の治療法よりも血管に与えるダメージが小さいことを治験で確認し、新たな治療法として認可を受けたい考えだ。

血管に光ファイバーを包んだカテーテルを通して、先端からレーザー光を出して血栓に照射するシステムの治験を12月1日から始める。浜松医療センターに入院する患者を対象に2016年度中に5人に新システムでの治療を施し、安全性と有効性を確認する。

脳梗塞の治療法としては、先端部分から金属製のワイヤが出るカテーテルを血管に通して、ワイヤで血栓を絡め取る治療法があるが、浜松ホトニクスなど3者は血管のダメージを小さくする新システムを開発してきた。

治験で使う波長が532ナノ(ナノは10億分の1)メートルのレーザー光は、血栓を溶かす作用があるが、血管にはほとんど吸収されない。血管を傷つける恐れが低くなる。

17年度も治験を続けたうえで、浜松ホトニクスが新システムで医療機器の認可を申請する方針。早ければ19年度にも認可を受け、新たな治療法としての普及を目指す。

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