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駅ナカに生鮮食品店 千葉駅新駅舎来月開業 周辺の回遊性向上

東日本旅客鉄道(JR東日本)は28日、11月20日に開業するJR千葉駅の新駅舎に入るテナントを発表した。改札内の商業施設「駅ナカ」で初めて生鮮3品を扱う店舗を入れ、通勤客の利便性を高める。千葉駅周辺では三越千葉店など商業施設の閉鎖が予定されている。新駅舎には周辺エリアに人を呼び込み、にぎわいを維持する効果が期待されている。

改札内の商業施設「ペリエ千葉エキナカ」は肉・魚・野菜の生鮮3品を扱う店をはじめ、飲食店や食品物販店など48店が入る。千葉駅は「通勤通学の乗り換え客が多い」(運営する千葉ステーションビルの椿浩社長)ため、生鮮品店では手軽に購入できるカット果物などをそろえる。

現在の駅舎には改札内にコンビニエンスストアや弁当販売店など4店しかないが、新たに開業するエキナカにはイートインを含む飲食店13店が入る。県内の有名店では、船橋市などで人気の焼きたてパン店「ピーターパンジュニア」や、ラーメン店「松戸富田麺業」が目玉となる。このほか薬局なども並ぶ。

エキナカはまず、改札がある3階部分のみ開業する。2017年春には4階部分が開業し、計3300平方メートルの商業施設が誕生する。同時に地上7階、地下1階の「駅ビル」も工事を進めており、来夏以降には2階以上の部分が先行開業する。駅ビルの全面オープンは18年夏以降になる予定だ。

新駅舎の開業により、駅周辺の回遊性が高まる。これまでは改札が1階にあり太い柱が通路を遮っていたため、混雑の原因となっていた。新駅舎では改札が3階に移り、東西南北の出口が駅舎を通じてつながるため「(駅周辺の)往来が促進される」(千葉市の熊谷俊人市長)と期待の声があがる。

千葉都市モノレールとの乗り換えも利便性が増す。JR千葉駅東口から乗り換える場合、現在は地上階にある駅を出たうえで3階のモノレール乗り場へ向かわなければならない。新駅舎は3階部分でJRの駅とモノレールの駅が直結するため、乗り換えにかかる時間は約1分短い30秒に短縮できるという。

JR千葉駅の1日平均乗客数は10万4500人(15年)で、県内では船橋駅、柏駅などに次ぐ4位の水準だ。ここ10年間でみると千葉駅の乗客数はほぼ横ばいだが、駅周辺では11月末にパルコ千葉店が、17年3月には三越千葉店がそれぞれ閉店する予定。駅を起点とする市中心部の集客力低下が懸念されている。

千葉ステーションビルはエキナカの飲食店に県産食材の使用を働きかけるなど、千葉ならではの魅力を高め、広域からの集客につなげる考えだ。

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