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群馬大が新合成法 新物質「ヤヌスキューブ」

群馬大学大学院の海野雅史教授の研究グループは27日、ケイ素化合物に有機物を結合させた「ヤヌスキューブ」と呼ばれる新しい物質の合成法を開発したと発表した。

無機物と有機物を分子レベルで結合できるほか、高熱にも強いのが特徴。ゴムに混ぜてエコタイヤの性能を向上させたり、プラスチックに加えて発光ダイオード(LED)用のレンズに使ったりという利用法を想定している。

ヤヌスキューブはケイ素と酸素からなる立方体(キューブ)の上下に、それぞれ異なる有機物を結合させた物質。海外で合成に成功した事例はあるが、副生成物として不純物ができるのが難点だった。

今回の研究では原料としてフッ素を含むケイ素化合物を使うことで、ヤヌスキューブを純粋な状態で取り出せるようにした。この結果、世界で初めて詳細な構造も明らかになったという。

論文は化学界で世界的な権威がある独「アンゲバンテ・ケミー」誌電子版に掲載され、結晶構造のモデルが表紙に採用された。

研究に協力した産業技術総合研究所(産総研)と共同で特許を出願している。群馬大は以前から、炭素やケイ素を使った新材料の開発に力を入れている。

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