気仙沼鹿折加工協同組合、シンガポールで商談会参加

2016/10/28 7:00
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【シンガポール=菊池友美】気仙沼鹿折加工協同組合(宮城県気仙沼市)は、27日にシンガポールで開幕した日本食の見本市に出展した。東日本大震災以降、国内向けの売り上げが伸び悩む中、人口や所得が増え魚の消費量が伸びる東南アジアで販路を開拓する。

同組合は東日本大震災で被災した水産加工会社19社からなり、三井物産が販路開拓で支援する。29日まで開催する見本市「フードジャパン2016」には、組合企業19社のうち9社がイカの塩辛やいくらなどの商品を展示。うち2社は担当者が出席し、現地のバイヤーなどに商品を売り込む。

見本市に参加した缶詰・レトルト食品の気仙沼ほてい(宮城県気仙沼市)によると、同社の売上高は震災前の6割程度まで戻ったが「人手不足で生産量をなかなか増やせない」(熊谷敏販売部長)という。海外市場で手応えをつかみ「気仙沼の水産加工業の希望にしたい」(同)。

来場した輸入会社勤務の40代女性、チャンさんはいくらを試食し「新鮮な海の味がしておいしい。日本の食材は質が高い」と話した。原子力発電所事故の風評被害への懸念もあるが、別の来場者は「日本を訪れる観光客は増えている。気にする人はいないと思う」と話した。

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