仙台市長に郡氏 「東北でリーダーシップ」

2017/7/25 7:01
保存
共有
印刷
その他

23日投開票の仙台市長選は、無所属新人で元民進党衆院議員の郡和子氏(60)が初当選した。教育や子育て支援を強調し、自民党県組織などが支持した菅原裕典氏(57)ら3氏を破った。少子高齢化が進む中で、東日本大震災からの復興後の街づくりなどで難しいかじ取りを迫られる。少数与党となる市議会への対応も問われそうだ。

「少子高齢化は東北にとって深刻な課題。その中で仙台がどんなリーダーシップを発揮できるかが鍵だ」。郡氏は当選から一夜明けた24日午前、仙台市内の事務所で報道陣の取材に応えた。震災復興が比較的進んだとされる仙台市。選挙戦では人口減少を踏まえた復興後の街づくりも注目された。「仙台一人勝ちではなく東北全体が互いに伸びるように」と広域連携にも言及した。

喫緊の課題として挙げるのは教育行政だ。いじめ防止対策推進法の立法に関わった経験もあり、子供に関する政策を強く訴えてきた。市内では中学生のいじめ自死問題に絡み、教育行政への不信感が高まっており「いの一番に取り組む」と言明した。

選挙戦では最大会派の自民党をはじめ、多くの市議は菅原氏を支援した。郡氏は同日、市議会各会派へあいさつに回ったが自民会派は不在。支持を受けた会派を中心に「快く迎えて頂いた」と語り、笑顔を絶やさなかった。少数与党になることについて「課題はあるが乗り越えて頑張りたい。どういう関係が作れるか勉強したい」と話した。

今回の市長選は新人4氏が立候補したが、国政が絡んだ事実上の与野党対決となったことで注目が集まった。投票率は44.52%と、過去最低だった前回の30.11%を大きく上回った。奥山恵美子市長は「前回が低すぎた。候補者が多く、選挙に行く意味を高く捉えて頂いた」と評価した。

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]