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梅雨の集客 アジサイで 写真映え重視の若者らに照準

神奈川県内各地で、梅雨どきの客足の落ち込みを補うため、アジサイを使った集客の動きが広がっている。庭園や公園では和傘とのコラボレーションや撮影スポットを設置。電車撮影マニアの「撮り鉄」向けに期間限定のアジサイヘッドマークを掲示する鉄道会社もある。写真映えを重視する外国人や若者に照準を合わせ、交流サイト(SNS)での発信にもつなげるねらいだ。

春や秋には最大1700品種のバラが咲く横浜イングリッシュガーデン(横浜市)では現在、300品種のアジサイが盛りを迎えている。今年はバラのトンネルから赤や紫の和傘を約20本つるし、すだれや風鈴も下げて、初夏の涼しさを表現した。

小道や生け垣の多い英国式庭園に、アジサイや和傘を配した和洋折衷の風景が受け、これまで中心だった50~60歳代の客層に加え、SNSを利用する10~20歳代も訪れているという。若い女性の2人組はレンタル用の和傘を自ら差して和の風景に溶け込む様子を撮り、SNSへの投稿を楽しんでいた。

箱根登山鉄道(小田原市)が管理する箱根強羅公園(箱根町)で7月2日まで開催中の「あじさい展」では、アジサイをバックにベンチに座って本格的に記念撮影できる場所を初めて設置した。例年、外国人の多くが花と一緒に写真を撮影していることを踏まえたもので、外国人の入園者は年々増えているという。

外国人客が増えていることもあり、数年前からアジサイの展示方法も変更した。以前は日本原種の「山アジサイ」が多かったが、比較的大ぶりで華やかな「西洋アジサイ」を全体の3割から5割にまで増やしている。

湘南モノレール(鎌倉市)は鉄道とアジサイのコラボレーションを集客につなげている。今年初めて、紫色のラインが入った車体にアジサイのヘッドマークを掲示した「あじさい号」を30日までの期間限定で運行している。

沿線の湘南江の島駅から近い江島神社(藤沢市)がアジサイの名所となっていることから、もともと女性や年配の乗車は多い。今年はヘッドマークを熱心に撮影する「撮り鉄」の需要も取り込み、乗降客数は昨年の同じ時期に比べて2割程度増えているという。

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