2019年5月20日(月)

群馬大・足利工大など両毛地区の4大学・高専、企業支援で連携

2016/8/23 7:00
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群馬大、足利工業大など群馬県と栃木県に本拠を置く4つの大学・高等専門学校が企業支援で連携する。企業から寄せられた素材の分析、技術改良などの依頼に応えるほか、先端の研究装置を相互に開放する。これらの大学・高専は地理的に近く、教職員や学生が行き来しやすい。互いの強みを持ち寄ることで、地域の活性化に寄与したい考えだ。

前橋工科大、群馬工業高等専門学校を加えた4大学・高専は9月22日、「りょうもうアライアンス」を締結する。群馬大と群馬工業高専は国立、前橋工科大は前橋市立、足利工大は私立で、設立主体の異なる教育機関の連携は全国でも珍しい。

企業から素材の分析や技術の問題解決などの相談を受けた場合、相互に紹介しあう。たとえば前橋工科大は食品分野の研究を得意としているのに対し、群馬大は低炭素材料・エネルギー分野などに強みがある。単独では対応が難しいテーマでも、他の大学・高専と連携することで幅広く応えられるとみている。

素材開発の際に使う分析装置などの共同利用でも連携する。各機関が開放できる装置のリストを作成し、一定の料金を支払うことで自由に使えるようにする。これまで自前で装置を持っていない場合は、外部の民間企業にお金を払って委託することが多かった。だが費用がかさむうえ制約が多く使い勝手が悪かった。

このほか即戦力となる人材の育成でも連携する。群馬大は2017年度から大学2年生を対象に、研究装置などの使用方法を1年間で集中的に習得するプログラムを始める予定で、これを3つの大学・高専にも広げたい考えだ。プログラムでは独自の資格を付与し、学生が就職活動の際にアピールできるようにする。

これまで4つの大学・高専は個別に企業との連携を進めてきた。だが専門性が偏っていたり、研究装置などのインフラが不足していたりして、企業の期待に応えきれない課題があった。

群馬県から栃木県南部にまたがる両毛地域は自動車部品などの製造業が盛んだ。北関東自動車道やJR両毛線などでもつながっており、連携しやすい環境にある。

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