2019年6月19日(水)

中部横断道の静岡―山梨間、全通19年度にずれ込み

2016/11/23 7:00
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国土交通省と中日本高速道路(NEXCO中日本)は22日、中部横断自動車道新清水ジャンクション(JCT)―増穂インターチェンジ(IC)間の全線開通が2019年度にずれ込む見通しだと明らかにした。当初は17年度全通を予定していたが、もろい地盤のトンネル工事の遅れが響いた。山梨・長野方面から新東名高速に直結する大動脈として期待が大きく、企業戦略にも影響を与えそうだ。

山梨県庁で開いた中部横断道連絡調整会議で、静岡県や静岡市を含む周辺自治体に説明した。国交省とNEXCO中日本は今年8月、全通時期について「検討が必要な状況」として、先送りの可能性を示唆していた。

建設中の区間は58.3キロメートル。今回示された開通時期は、静岡から山梨方面に向けて、新清水JCT―南部ICが18年度、最も工事が遅れる南部IC―下部温泉早川ICは19年度の見込みだ。下部温泉早川IC―六郷ICは18年度で、六郷IC―増穂ICだけが予定通り16年度内に開通する計画だ。

同区間の5割以上を占めるトンネル全30本は着工済みだが、その半数以上で掘削土から自然由来の重金属を検出。山梨県南部の山間部を中心に崩落や湧水も多く、トンネル構造の見直しが必要となった。

国交省が直轄整備する富沢IC―六郷の事業費は600億円増の2604億円となる。その他の区間を手がけるNEXCO中日本は事業費2310億円を見込む。周辺自治体は掘削土の仮置き場の確保などを協力する。

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