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ソフト開発のフラーと長岡高専、IT起業家育成へ提携

ソフトウエア開発のフラー(千葉県柏市)と長岡工業高等専門学校は18日、IT(情報技術)分野の将来の起業家育成に向け包括連携協定を結んだ。同社の技術者らが講師となり、基礎知識の習得からスマートフォン(スマホ)アプリの開発などを学ぶセミナーを開く。技術者や学生らの交流拠点も校内に設置する。長岡市が目指す「長岡版イノベーション(技術革新)」創出へ弾みが付きそうだ。

9月下旬にフラーの渋谷修太最高経営責任者(CEO)が同高専の生徒ら200人を前に、創業に至った経緯などを講演する。セミナーでは、最先端の言語プログラミングやビッグデータなどの基礎技術の学習から始め、同社とのスマホアプリの共同開発やビジネスプラン作成を目指す。

同高専は「当初は課外活動の一環としてスタートするが、2年後をめどに正規の教育課程に組み入れることを検討する」という。フラーは起業を希望する生徒向けに「ベンチャーキャピタルや投資家を集めたプレゼンテーションの場を設定したい」(渋谷CEO)としている。

校内の交流拠点は10月をめどに設置する。3Dプリンターやレーザーカッター、パソコンなどを用意。学生らが放課後などに自由に訪れ、フラーの技術者らと意見交換できる環境を整える。

長岡高専の竹茂求校長は「地域に新たな産業を創出する技術者を育成したい」と抱負を述べた。

フラーは長岡高専出身の渋谷CEOらが2011年に創業。同社の社員約50人のうち約2割を同高専のOBが占める。今年1月には新潟市内に拠点を新設するなど、地域の活性化を支援する方針を示していた。

同社は長岡まつり大花火大会(長岡花火)の公式アプリを制作するなど、長岡市の産官学との連携も深めている。

協定の調印式に立ち会った長岡市の磯田達伸市長は「起業家育成のロールモデルとなり、イノベーション創出に向け新しい種になってほしい」と期待を寄せた。

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