来道客、新幹線利用は1割未満 道が移動手段調査

2017/5/18 7:00
保存
共有
印刷
その他

北海道が17日公表した道内旅行客の流動調査によると、昨年4月以降に北海道新幹線を利用した来道客は全体の1割未満にとどまった。青森など東北3県からは新幹線利用が約4割に上った一方、東京都からは5%と少なく、首都圏からの利用促進策が課題として浮き彫りになった。

調査は北海道新幹線開業後の2016年4月から17年1月まで、来道客の携帯電話の位置情報など約50万~70万人分のビッグデータをもとに推計した。

移動手段別の月平均利用者数は航空機が最多の80.6%、次いで新幹線8.9%、フェリー2%だった。来道客を居住地ごとにみると、青森、岩手、秋田の東北3県は約40%が新幹線を利用。東京都や神奈川県など首都圏は10%未満が多く、北海道から離れるほど飛行機利用が増える傾向が鮮明になった。

道内の地域別の滞在時間を新幹線開業前後で比較すると、新函館北斗駅に近い道南の七飯町や北斗市などは約2割増加し、主要観光地の函館山周辺は4割以上伸びた。

新幹線利用者の移動ルートは春・秋は札幌圏が中心だったが、夏の観光シーズンは釧路市など道東への広域移動も目立った。道の黒田敏之交通企画監は17日の道議会特別委員会で、「来道者の移動環境整備や交通モード間の連携強化に取り組む」と述べ、新幹線開業効果の拡大をめざす考えを示した。

保存
共有
印刷
その他

関連企業・業界 日経会社情報DIGITAL

電子版トップ



[PR]