道内バス補助金、前年度並み確保 国交省
国土交通省が道内バス事業者の赤字路線に対する運行費補助金の減額を検討していた問題で16日、同省が北海道に前年度並みの予算額を確保すると伝えたことが明らかになった。2016年度予算の大幅な減額は避けられる見通しだ。
道によると、国交省の担当者は16日、道に対してバス事業の国庫補助金について「前年度並みの予算は確保したい」と口頭で伝えた。15年度の道内バス事業者に対する補助金は実績で約12億3000万円。16年度は約13億6000万円を内定している。
道は13日、道内バス事業者の声などを踏まえ、国交省に対して16年度予算で内定額を維持するよう要望していた。担当者は「道内の生活交通路線を維持するため今回に限らず、将来にわたって必要な予算を確保してほしい」(交通企画課)と話している。
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