スノーピーク、北海道帯広市の観光新会社に出資・子会社化
キャンプ用品大手のスノーピークは15日、日本版DMO(観光地経営組織)として北海道帯広市などが4月に設立する観光戦略会社に出資し、子会社化すると発表した。十勝地方をアウトドアの発信拠点にしようとする新会社に参画。十勝の自然や食べ物などを生かしたイベントを通じ誘客を進め、新たなキャンプ愛好者の需要を取り込む。
新会社「デスティネーション十勝」の資本金は3050万円で、スノーピークの出資比率は65.6%。同市とJTB北海道(札幌市)、道内地方銀行などが共同出資し、帯広市内に4月5日付で設立を予定していた。
市内の広さ約3万3000平方メートルのキャンプ場を拠点に地域活性化に取り組む。広大な平野や山などの自然を観光資源として生かし、キャンプを通じた交流イベントやツアーなどを催す。テントの組み立て方や釣りなど遊び方を指導するガイドの育成も手がける予定。
スノーピークは「十勝地域がアウトドアの聖地として世界中の人に知ってもらうようになれば」(経営企画室)と話す。
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