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廃校で生鮮乾燥加工場 山形大発VB、地域ブランド化

山形大学の城戸淳二教授らは、常温乾燥技術を使った食品加工工場を展開するベンチャー企業を月内に設立すると発表した。風で果物や野菜などを乾かす常温乾燥機を廃校などに設置し、漢方薬の薬草などになる地域の食材をブランド化する。将来は有機EL光源を使った植物工場も併設し、栽培から加工まで一貫して手掛けたい考え。

新設するベンチャーは「ベジア」。城戸教授のほか、常温乾燥に必要な流体力学の鹿野一郎准教授らが、資本金500万円で米沢市に設立する。社長には城戸教授が就任する。

常温乾燥は40度前後の風で生の食材を乾燥させる方法。凍結乾燥と異なり素材本来の香りや成分を保てる。果物、野菜、鮮魚などを乾燥させる常温乾燥機を使って食材を乾燥させたり粉末にしたりする技術を提供する。高付加価値食材の加工を念頭においており、漢方薬の薬草やサプリメント原料などになる地域の食材を想定している。

工場は廃校になった小学校などの教室を利用して設置したい考え。まず山形県内に3カ所、新潟県1カ所に設置して来年4月から稼働させる。

自治体などから工場設置の希望を募り、全国20~50カ所に広げる。さらに米国カリフォルニア州への進出も視野に入れている。5年後に100億円の売り上げをめざす。

将来は有機EL光源を使った植物栽培工場も併設する。発熱する蛍光灯などを使う現状の植物工場では空調も含め電気代コストがネックとなっている。熱が出ない有機ELパネルを使えば、葉に近づけて照らせるなど省エネ型の植物工場が可能になるとみている。

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