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弁天堂に光る球体・不忍池で花火 五輪向け都が上野で文化事業

東京都などは21~23日、上野公園(東京・台東)で2020年東京五輪・パラリンピックに向けた文化事業を実施する。弁天堂に続く並木道に巨大な光るボールを置いたり、不忍池の水面から花火を噴き上げたりする。小池百合子知事は年度内に140を超える文化事業を行う方針を示している。

「TOKYO 数寄フェス」は、都の外郭団体の東京都歴史文化財団と、上野公園の美術館などでつくる上野「文化の杜(もり)」新構想実行委員会が主催する。

デジタル技術の専門家集団「チームラボ」が21日夜と22~23日夕方以降にイベント「浮遊する、呼応する球体」を開く。弁天堂の並木道沿いにヘリウムガスを入れた約100個の巨大な光るボールを宙に浮かして並べる。来場者が手を触れると光の色が変化したり、音を発したりする。和の空間と先端技術を組み合わせ、伝統とIT(情報技術)の融合を表現する。

21日には芸術家の日比野克彦氏らが「不忍池ファイヤーアート和火(わび)・茶火(さび)」を開く。静寂な夜の不忍池の水面から約15分間、花火が噴き上がる。

日中は公園内で伊藤園のお茶の専門家「ティーテイスター」が様々な種類のお茶を無料で振る舞う。東京芸術大学の橋本和幸准教授がデザインを手がけた特別仕様の屋外茶室を噴水広場に設置する。外国人観光客らに日本茶の魅力や楽しみ方を紹介する。

23日には世界文化遺産に登録された国立西洋美術館を設計した建築家のル・コルビュジエにちなんだ演奏会を開く。ル・コルビュジエの事務所のスタッフだった音楽家クセナキスなどの楽曲を美術館の前庭で演奏する。

都は20年の五輪に向け、美術館や博物館が集積する上野公園を東京の文化拠点として外国人観光客らにPRしたい考えだ。21~22日は、国立西洋美術館や国立科学博物館、東京都美術館などの開館時間を午後8時まで延長する。

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