2019年1月24日(木)

都知事選出馬へ候補者、五輪・待機児童対策で舌戦

2016/7/13 16:39
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東京都知事選(14日告示、31日投開票)への立候補を表明した宇都宮健児元日弁連会長、小池百合子元防衛相、ジャーナリストの鳥越俊太郎氏、増田寛也元総務相が13日、日本記者クラブで共同記者会見した。東京都では知事が任期途中で連続して辞職する事態となっていることを踏まえ、4氏は都政の正常化を訴えた。2020年東京五輪の開催にあたり、経費節減を重視する考えを示した。

増田元総務相は都政について「混迷に終止符」を掲げ、「知事の詳細な日程など様々な情報を公開し、緊張感を持つ」方針を示した。宇都宮元日弁連会長は「都民の目線で都政をチェックする都民評議会や行政から独立した強力な権限をもつオンブズマンの設置」を提案した。

五輪について小池元防衛相は「たばこフリー(禁煙)を世界的にやっている」と話し、20年の東京大会でも踏襲する方針を示した。宇都宮氏は「経費を最小限に抑えるべきだ」と指摘し、五輪運営の「無駄を省いて都民の生活を充実させるために使う」と述べた。

待機児童問題について、4氏はそれぞれの解消策を説明した。

宇都宮氏は「都が購入した土地を保育園づくりに貸し出す、そういうことを徹底してやる」と話した。小池氏は「都有地を有効に活用する」方策として、保育所と高齢者施設の複合施設などの整備を進める構想を披露した。

鳥越氏は「公共事業は喫緊でなければ後回しにして予算を組み替えていく」と予算を重点配分する方針だ。増田氏は「区市町村に任せるのではなく、都がもっとバックアップしていく必要がある」と指摘。予算の増額に加え、保育所整備にあたっての地域住民との合意形成で「都も汗をかく」と訴えた。

都知事選出馬にあたり、野党系の候補を鳥越氏との間で一本化すべきだとの声について宇都宮氏は「鳥越氏の政策は聞いていない。都知事選は政策論争が中心になるべきだ」として改めて「現段階で出馬の意思は変わらない」と強調した。

鳥越氏は10日投開票の参院選で改憲勢力が3分の2を占めたことに触れて「放っておけない。都政に旗を立てたい」と話した。

政策を巡る討論のなかで鳥越氏は、増田氏が総務相時代に大都市の税収を地方に配分する制度を創設したことについて「都の税源を地方に移行する仕組みを是認するのか」と質問した。増田氏は「大事なのはこれからの東京の財政需要だ」と指摘し、「五輪、介護や子育てなど膨大な財政需要が出てくる。都民ための財源はしっかり守る」と答えた。

増田氏はこれまで東京一極集中を批判しており、「問題提起したもののけじめ。東京と地方がどのように共存共栄できるのか、様々なアイデアを実行していく」と述べた。

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