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次世代の冷却技術 実用化へ支援 山形大

2017/9/14 7:00
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 山形大学工学部は13日、科学技術振興機構(JST)の産学共同研究開発を加速するための支援プログラムに、全国最多となる9件が採択されたと発表した。高性能コンピューターなどに搭載する「沸騰熱伝達式冷却」という空冷、水冷に続く次世代冷却技術の実用化などを急ぐ。

 採択されたのはJSTの「地域産学バリュープログラム」。企業の開発ニーズにあった産学共同研究を支援して事業化を加速させるのが狙い。採択数では山形大9件に東北大学7件が続いた。研究費300万円の支援が受けられるが、鹿野一郎准教授の次世代冷却技術は波及効果が大きいとして支援額が700万円上積みされた。

 次世代冷却技術は、大型コンピューターや放送用高出力アンプ、大型プロジェクターなど電子機器向け。こうした機器は高性能化・大型化に伴い高温を発熱して稼働しなくなる課題を抱えている。鹿野准教授は、液体が気体になる時に熱を吸収する「蒸発潜熱」に着目。装置内で沸点の低い液体を沸騰・循環させて冷却性能を飛躍的に高める。

 具体的には装置内に直径10ミリメートル以下の金属パイプを張り巡らし、液体や沸騰でできた泡に電圧をかけて流す。冷却性能は2倍に向上し、省スペース化もできる。大手電機メーカーとの共同研究を進めており、2020年の東京オリンピックで利用する機器への搭載をめざす。

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