宮城・伊豆沼のハスを化粧品に

2016/7/13 7:00
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宮城県と伊豆沼農産(宮城県登米市)、日用品メーカーの日本ゼトック(東京・新宿)が連携し、県内の伊豆沼で採れたハスを原料とする基礎化粧品を開発した。ハスは増えすぎると沼の水質を悪化させる。化粧品に使うことで、県産資源の有効利用と環境保護を両立する。

「はす肌化粧水」(150ミリリットル)と「はす肌クリーム」(100グラム)を11日に発売した。化粧水の価格(税別)は1800円で、クリームが2200円。9月末までは記念価格としてそれぞれ1500円、2000円とする。県内のウジエスーパー各店舗や伊豆沼農産の直売所のほか、インターネットでも販売する。

売上高の3%は伊豆沼の環境保全に役立てる。伊豆沼はハスの花が満開になる8月だけで2万人の観光客が訪れる県内有数の景勝地だ。

ハスが増えすぎないように宮城県伊豆沼・内沼環境保全財団が毎年刈り取っているが、人手と費用が足りず難航している。化粧水とクリームの収益を、刈り取りなどの費用に充てる予定。

伊豆沼で採れたハスの花のエキスと、伊豆沼農産が手掛ける乳酸菌を配合した甘酒を原料に使った。日本ゼトックなどは「ハス花エキスは肌の老化を防ぐ抗酸化作用が期待できる」と説明している。甘酒はビタミンB群やコウジ酸などの成分を含んでいるという。

宮城県によると、日本ゼトックから復興プロジェクトへの協力提案があり、ハスの花の活用を県が依頼したという。村井嘉浩知事は「ハスの花は肌に良い成分を多く含んでいるそうだ。売り上げの一部は伊豆沼の環境保全になる。ぜひ使ってほしい」と呼びかけた。

ハスは夏場に多くの観光客を呼び込む一方で、冬に枯れた残骸は沼に蓄積して水質を悪化させる。水質が全国でワースト上位に位置付けられるとの調査もあり、定期的に刈り取って利用することが課題になっていた。

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