JR北本駅前への宿泊施設誘致で事業者公募、埼玉・北本市
埼玉県北本市は11日、JR北本駅東口の市有地への宿泊施設の誘致に向け、公募型プロポーザル方式で事業者の募集を始めた。同市は上野東京ラインの開通や首都圏中央連絡自動車道(圏央道)の開通で交通の利便性が向上しており、ビジネスや観光を目的とした訪問客を受け入れ、にぎわい創出につなげる狙いだ。
市有地は北本駅東口のロータリーに隣接し、面積は計約867平方メートル。現在は市営駐車場になっている。事業者とは定期借地権設定契約を締結する。
賃貸借期間は10年以上30年未満とすることや、開業後20年以上は提案した事業を継続すること、1階フロアに市が借用する公共用スペースとして30平方メートル以上の部屋を設けることなどを条件としている。
建ぺい率80%、容積率400%で、市は最大で5階建て、50~100室の規模を想定している。
2月17日まで参加申し込みを受け付け、3月中に企画提案を審査して契約候補者を決定。4~5月に基本協定を結んだ後、おおむね2年以内の開業を予定している。
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