客引き防止、台東・文京両区が連携

2017/8/11 7:00
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東京都台東区と文京区は10月、区境を挟んで繁華街を形成する上野・湯島地区でパトロールを始める。両区とも区内全域を対象とする客引き行為防止条例を制定。上野・湯島を特定地区に指定し、重点的に取り締まる。訪日外国人(インバウンド)の増加や2020年の東京五輪を踏まえ、安心・安全なまちづくりに必要との判断だ。

客引き防止条例を制定している自治体は多いが、区をまたいで連携する例は珍しい。客からみると同じ繁華街であり「一緒にやらないと意義が薄れる」(台東区生活安全推進課)ことから、両区は足並みをそろえることにした。

台東区上野2、4、6丁目、文京区湯島3丁目の一部を特定地区とする。客引きが後を絶たず防止対策の必要性が高いとして、それぞれ10月から警備会社に午後から夜にかけパトロール業務を委託する方向。台東区は週5日実施する見込みで、文京区の頻度は未定だ。

文京区は7月に条例を施行済みで、台東区は10月に施行する。両区とも区内全域で飲食店や風俗店、カラオケ店などの客引き行為や従業員の勧誘、客待ち行為を禁じる。特定地区で違反を繰り返す者には5万円以下の過料を科し、ホームページで店舗名も公表する。

ティッシュやチラシを配ったり、店の前で「いらっしゃい」などと呼び込んだりすることは客引き行為に該当しない。興味を持って立ち止まった人に対し、値段交渉などをすることが客引き行為にあたる。

特定地区にあるアメ横通り周辺では、外国人店員が修学旅行中の中高生に洋服を強制的に売りつけるなどの事例が複数あり、苦情が出ていた。このため、台東区は条例で高校生以下に対する客引き行為禁止の規定も加えた。

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