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大面積の脈拍センサーシート開発へ 山形大

山形大学はベッドに敷いて脈拍や呼吸状態を確認できる大面積の薄型センサーシートの開発に乗り出すと発表した。同大発ベンチャーのフューチャーインクが中小企業庁の支援事業に採択されたもので、2020年3月末までに薄さ0.5ミリメートル、価格3万円のセンサー開発をめざす。

採択されたのは、山形大とフューチャーインクが共同提案した「介護・ヘルスケア応用に向けた大面積シート型脈波センサの開発」。総額9750万円の補助金を受けて開発する。

睡眠時無呼吸症のチェックが自宅でできるようになるほか、介護施設で人がベッド上にいるのかいないのかを確認できる。さらに脈拍を細かく調べることでストレス状態かなどの解析ができる可能性もあるという。

ベッドに敷いて脈拍などを測るシートはすでにあるが、厚くて異物感がある課題が残っている。フューチャーインクでは、違和感がない薄さの非接触型シートの開発をめざす。脈拍や呼吸時の微弱な圧力変化や振動を検出する圧電性高分子フィルムを印刷法で製造し、大面積化と低コスト化を進める。

寝返りを打っても測定できるよう胸部部分の下に敷く長さ20センチメートル、幅90センチメートルから1メートルの帯状の薄型シートを想定しており、3年後の商品化をめざす。現状の試作品(A4サイズ大)では10万円かかるが、3万円まで引き下げたい考え。

今回の国による支援対象ではないが、計測機器を身に着けるタイプではない非接触センサーは、車の運転席に設置して運転者の眠気や集中度低下時の警告機能や、工場の配管やトンネルに巻き付けて、人が入りくい場所での劣化チェックに使える可能性があるという。

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